正月の駅伝
「この駅伝に出場するため今まで頑張って来ました」
少なく見積もっても後残り50年はあるだろうカレの人生
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正月の駅伝で活躍した主人公
学校を卒業することにあたり就職活動に励むことになる
陸上の道を捨てて一般職で頑張ることにし、
第一志望は正月の駅伝を主催していた新聞社
志望動機は「自分を精一杯輝かせてくれた舞台を作るような立派な…」
面接官 「君は正月の駅伝で活躍した選手だそうだが、人間が国や学校などの組織に分かれて戦争の代わりに運動で競い合うことに気持ち悪さを感じたりしませんか?」
主人公 「……仰ってることが抽象的過ぎてよく分からないのですが…?」
面接官 「よろしい…、では質問を変えます、君が来年の大会に出場する権利を競い合う最後の走者だったとします…君は自分の前を走る走者が途中で棄権した場合、それを嬉しく感じますか…?」
なんて強烈な印象の面接をすることも無く主人公は順調に新聞社に就職
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ちょっと一旦寝る
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plot
- 主人公は陸上で克服してた吃音と赤面症が社会人になることで再発する
- 社内でのあだ名は「クカンシン」とか
- 主人公が記録した区間新はその数年後に知らない国名の留学生に破られている
- 毎日責任感の無い単調な作業を与えられてヘラヘラして過ごすことになる
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another story
- 正月の陸上のために学校に推薦入学した主人公が故障やその他ジメッとした理由で退部することになる
- 揚げピーナッツで呑んだくれる毎日を過ごす内に恋人が妊娠
- ウンこれはつまらないな
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another side story
- 正月の駅伝に参加したことのあるオッサンが田舎で
- 毎年正月になると「あーうー」ウンチク
- 選手だか補欠だかよー分からん参加の仕方のクセにウルさい
- あたかも自分は事情通のフリして何でも知ってますと普段は寡黙
- 酔うとイキナリとんでもない量を喋った挙句に次の日には記憶が無かったりする
なんだ最後のはオレだな