レオス・カラックス監督『Merde(メルド)』エキストラ募集!に参加してみる その2

その1はこっち

http://d.hatena.ne.jp/miedom/20071116/1195226382

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とりあえず初日の2007/11/17(sat)

昨晩も相変わらずの呑んだくれが(焼酎は1杯だけで我慢)3時間睡眠で07:15集合の八丁堀へ向かう

今日はいきなり気温が下がって外はものすごい寒さ

集合後はロケ現場まで徒歩で移動

今日はココで撮影するようだ

その後別の待ち合わせ時間のエキストラなんかがわらわら集合して全部で100人弱は集まったんかな

外国人のエキストラも数人見受けられる

紙でランダムに配られたスケジュールを他のエキストラのヒトから見せて貰ったら撮影は08:35からみたい

エキストラの募集要項に寄ると今日のシーンは

http://yanaken.cocolog-nifty.com/extra/2007/10/merde_0b8d.html

場所 :裁判所の前
場面 :主人公の事件の裁判を終えたフランス人弁護士が、各国メディアのインタビューに応える。
役柄 :(日本・海外の)報道陣 20〜50代 男女

んでオレは応募に送った写真がとてもまともな社会人に見えないのでフリーランスの記者かクルーつうことでジャケットを着て記者になるかジャンパーを着てクルーになるかなあなんてことを言われていた

困ったオレがジャケットを着てウインドブレーカーと軍手をカバンに入れた経緯と写真はその1に記述

とりあえずは(昨日買った)ジャケット姿で点呼を取ったがその後での野外待ち時間のあまりの寒さにどうにも耐えられずカバンからウインドブレーカーを取り出して着込

んだらスムーズに配役振り分け時にクルー班へ

小道具さん「一眼レフ触ったことある方いらっしゃいますか」
オレ「はい」(挙手)

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ちょっと待てよく考えたらこの先あまり細かいこと書いたりしたらまずいんじゃないかな

出来るだけ説明不足気味に

振り分け時はエキストラ派遣会社…と一般参加とでまず分けられ一般からの参加者ぽいのが20人くらいで取材陣役を当てられエキストラ派遣会社は残り数十人で配役は…

取材陣には出来るだけバラバラに腕章が渡される

それぞれの役割に応じてICレコーダーやデジカムやポールで上空から向けるふさふさしたマイクにスチールカメラなんて感じ

オレは一眼レフで挙手したんで外付けフラッシュが付いてるCanonの(確か)EOS-1Dを渡される

風も強いしカメラマンは髪長いとジャマになるもんかと想像してチョンマゲにして待機

軍手はした方がそれっぽいのかどうか分からんが寒いので操作のジャマにならない左手だけ装着

しかしもの凄い寒さ

しばらくしてサングラスをかけた小柄な外国人のバアチャンが来たと思ったらソレがレオス・カラックス

頭の中をdavid bowieのmodern loveが流れる

足場を組んだりして役者とエキストラを立たせてバミったりエキストラのマイクの位置を細かく調節したりテスト撮影したりなんだりでようやく本番

カラックスはマルボロ金boxのタバコをずっと吸っている

弁護士役のフランス人俳優はオレが不勉強なせいか知らない役者だった

その他日本人の役者さんなんかも居たりしたんだがこっちもオレが不勉強だからか知らない役者さん達

インタビューのシーンは同じシーンを違うカットから3回撮った

どう編集されるのかとても気になる

テイクはそれぞれ…

ちょっと驚いたが撮影機材が…

外国人スタッフの数は…

14:00にようやく1シーンの撮影が終わって昼飯でロケ弁と缶のお茶を貰いに行く

外付けフラッシュ付きのバッテリーパックが入ってるようなカメラをずっと持っていたので腕が痛い

んでも1番疲れたのはマイクの連中な気がする

そして多分みんな超寒い

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ロケ弁は肉魚揚物の3種から選択式でオレは魚

酒を伴わない食事はムダだとフダンは朝昼喰わないのに記念になるかななんて頑張って喰ったら満腹で気持ち悪くなった

温かいお茶でほんの僅か正気になる

レオス・カラックスも弁当を持っていた(どれを選択したんだろう)

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ランチ後はエキストラ派遣会社の人たちが出るシーンを3〜4つ撮影してたんかな

エキストラ派遣会社の人達は08:35から14:00まで超寒い外でずっと待機してたと思う

シーンの内容は募集要項に無いくらいだから…

監督が取材のシーンを取り直すかも知れないと言ったとかで取材陣役の連中はその間ずっと待機

しかしながら結局エキストラ派遣会社の人たちのシーンの撮影が日が落ちてちょっと過ぎの17:30くらいまで及んで済んだら解散に

(レオス・カラックスだから)終電覚悟(いやホントは徹夜覚悟)だったのでまともな時間に解放されてほっとする

寒い外での待機で基本ボロボロの上待ち時間は見物がてらずっと立ってたせいで足腰までボロボロ

最後はノベルティ・グッズとしてメルドのT-Shirt黒一色をJr Large/Small/Medium/Largeのサイズ違いで1着貰って終わり

この写真は誰か街中着たりヤフオク出したら終わりだろと思って公開しても問題無いと判断

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タイヘンな仕事だなあと思った

オレが自主的に何か運んだりするのを手伝いたくなるほどスタッフはみんな相当テキパキ動いてる

んでもなかなか終わんないのよ

んで終わらない理由もしゃーないのよ

(今更だが一応)好きじゃないとやってらんないだろうなと思う

にしても貴重な経験させて貰った

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幾つかのシーンでやたらレオス・カラックスがフラッシュの光が足りないって言ってたんで部屋に戻って父親から貰ったカメラバッグをごそごそして外付けフラッシュを見つけて電池替えてE-300に付けたら感応した(トウチャンありがとう)

現場ではカメラマンのエキストラ以外にスタッフなんかもある限りのフラッシュを持ってひたすら焚いてたのにまだ足りないって言われてた

小道具に使えないか明日持ってってみる

私物のカメラを使うなと言われたら外付けフラッシュが必要な時はフラッシュだけ外して使うことにして

若しまたカメラマンの役柄になったとしたら予備のカメラっぽく背中にぶら下げることは出来るだろう

初日の現場のスタッフの人達を観察して

(体がボロボロだったが)帰りにユニクロで自分なりにカメラマンとしてアリな格好と判断した値下げされていたジャケットを購入したので明日はこれを着てカメラ背負って行くことにする

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続きはこっち

http://d.hatena.ne.jp/miedom/20071119/1195478802